2022 FORMULA DRIFT JAPAN

2022 ROUND 3 SUGO

拝啓
 貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
 グッドライドジャパン株式会社は、グッドライドモータースポーツを発足し、フォーミュラドリフトジャパンに参戦することになりました。
 昨シーズンからはテーム体制を一新し、昨年のFDJ2チャンピオンの山中真生選手とアメリカのフォーミュラドリフトで活躍する益山航選手をワークスドライバーに抜擢して2022年シリーズを戦い、堀野仁選手と雨谷雄一選手をセミワークスドライバーとしてサポートしています。
 今シーズンもスポンサー各社のご支援とご協力のおかげで参戦することができ、誠にありがとうございます。つきましては7月29日(金),31日(日)に、宮城県のスポーツランドSUGOにて開催された第3戦の報告をまとめましたので、ご一読いただければ幸いです。

【イベント概要】


名称 2022 FORMULA DRIFT JAPAN Rd.3 SUGO
開催日 7月29日(金)・30日 (土) ・31日(日)
開催場所 スポーツランドSUGO (宮城県)
実施競技 7月30日(土)第3戦 予選
     7月31日(日)第3戦 決勝

【チーム概要】


チーム名 GOODRIDE MOTORSPORTS(グッドライドモータースポーツ)
代表 蕭偉城
副代表 上甲盛一 、 中村 圭太
統括ディレクター 山中 健司
チームディレクター 高砂 岳美
チームマネージャー 須原 綾乃
レースディレクター ラーマン・ラセル
ワークスドライバー 山中 真生、益山 航
セミワークスドライバー 堀野仁、雨谷 雄一

高速コースのスポーツランドSUGOで第3戦開催!

 2022年7月29日(金)-31日(日)の3日間、宮城県のスポーツランドSUGOにて、フォーミュラドリフトジャパンの第3戦が開催されました。
 競技区間は例年と同じく、レーシングコースの1コーナーから3コーナーの立ち上がりまで。振り出し部分にイニシエーションが設けられ、1コーナーと2コーナーの間の審査席前にひとつ目のアウトゾーン、2コーナーのアウトにゾーン2、振り返したあとの3コーナー入り口のアウト側にゾーン3、そして立ち上がったアウト側にゾーン4が設定されました。
 グッドライドモータースポーツとしては、FDJ2でチャンピオンを獲得してステップアップしてきた山中選手と、アメリ力のフォーミュラドリフトでも活躍している益山選手。そして、セミワークスの堀野仁選手と雨谷雄一選手が参加しており、それぞれの活躍が期待されます。
 第3戦のMCはおなじみ冴場都夢さん、解説に谷口信輝さん、ラインジャッジに今村陽一さん、アングルジャッジにラビー西田さん、スタイルジャッジにクリスユーさんという構成でおこなわれました。
 そして予選。ワークス勢としては、山中選手が1本目こそ大きくラインがずれてしまって65点と、このままでは予選通過が難しい得点となってしまいましたが、2本目にはきっちりと挽回。大きく振りかぶった

会場は宮城県にあるスポーツランドSUGO。スーパーGTやS耐なども開催される国際サーキットとなっており、車速の高い豪快なハイスピードドリフトコースと言えます。
1本目にミスしてあとのなくなった山中選手でしたが「前戦ほどプレッシャーは感じなかった」と、2本眼はきっちりとポイントを抑えた素晴らしい走りを決め、8位通過しました。
1本目のスタート直後に発生した点火系のトラブルをものともせず、うまく走らせかたをアジャストした益山選手。2本目に得点を伸ばすことはできなかったものの、13位通過を決めました。

山中&益山&雨谷は予選突破!堀野はトラブルに泣く…

逆振りから鋭い振り出しを決め、スピード感があり角度も深く、ゾーンへのアプローチも素晴らしい走り。ライン27点、アングル24点、スタイル32点、合計83ポイントで大きく得点を伸ばしました。
 そして益山選手の1本目は、振り出しがややふらついたように見えましたが、ゾーンをきっちりと通過する堅実な走りで、77点を獲得。2本目はタイヤがはずれてしまうアクシデン卜があったものの、1本目の得点で通過を確実なものとしていました。
 そしていっぽう、セミワークスの堀野選手は卜ラブルから1本目をキャンセル。2本目は攻めた振り出しを決めましたが、攻めすぎたのかわずかにコースアウトしてしまい、通過するレベルの得点を残せず…。
 雨谷選手は1本目に、77点というまずまずの得点を残すと、2本目にはさらに攻めた走りを決め、ライン26点、アングル23点、スタイル30点で79点を獲得しました。
 最終的に、山中選手が8位、益山選手13位、雨谷選手が15位と、トラブルに泣いた堀野選手を除き、3名が31日(日)におこなわれるトップ32のトーナメントに進出する結果となりました。

前戦のエビスではフルカウンター時の逆関節症状に悩まされていた雨谷選手でしたが、SUGOではその問題も解消し,らしさ溢れる思い切りのいい走りで予選突破しました。

雨谷はトップ32で敗退するも、山中&益山はトップ16進出!

 決勝日。この日もかなり日差しが強く、ドライバー&マシンにとって過酷なコンディションのなかでの戦いとなりました。
 トップ32。まずは山中選手が岡部選手と対戦。1本目、鋭い振り出しを決める先行の山中選手に対して後追いの岡部選手はマシントラブルでスローダウン。ここで岡部選手はリタイヤとなり、山中選手が2本目をバイランして勝ち上がりました。
 続いて藤本選手と対戦した益山選手も、速度差のある相手に対して絶妙なマシンコントロールできっちり近い距離をキープし、先行では相手を引き離して審査員満場一致で勝利します。
 そして雨谷選手はルーキーの蕎麦切選手と対戦。1セット目は2本とも素晴らしい走りを決めていた雨谷選手が優勢かと思われましたが、決定的な差とはならなかったのか、ワンモアタイムに突入。
 そして2セット目の1本目、先行の雨谷選手は解説の谷口さんも褒めるいい走りを決めましたが、入れ替えた2本目にやや距離を詰めることができなかったか、惜しくも敗退する結果となってしまいました。
 トップ16に進出したのは山中選手と益山選手。まずは山中選手が末永選手と対戦しました。1本目、先行の山中選手は角度を維持しつつポイントを抑えた素晴らしい走り。後追いの末永選手がゾーン3で大きく乱れてしまいます。そして2本目、ビッタ

トップ32。ルーキーの蕎麦切選手と対戦した雨谷選手でしたが、ワンモアタイムのすえ、わずかの差で敗退してしまいました。
トップ8。ワンモアタイムに突入した山中選手とKANTA選手との対戦。山中選手も果敢な攻めで素晴らしい走りを決めていましたがわずかにおよばず、ここで敗退する結果となりました。
ワンモアタイムにもつれ込んだトップ16での益山選手vs小橋選手の対戦。最後はゾーン2でわずかに離されてしまったのが響いたか、益山選手の敗退となってしまいました。

山中はトップ8で敗れるも、2戦連続6位入賞を達成!

ビタに懐に入り込んだ山中選手は最後までその距離感をキープ!結果満場一致で強豪の末永選手を撃破しました。
 いっぽう小橋選手と対戦した益山選手は、後追いの1本目、先行に対してきっちりと近い距離をキープし、先行時にもいい走りを決めていましたが、勝負はつかずワンモアタイムにもつれ込みます。
 そのワンモアタイムでもポイントを抑えたいい走りをしていた益山選手でしたが、ゾーン2で距離を離されてしまったのが決め手となってしまったのか、ワンモアタイムに1票、小橋選手に2票の判定となり、ここで敗退となってしまいました。
 トップ8。KANTA選手と対戦した山中選手。1本目、先行のKANTA選手にかなり近い距離でついていく山中選手はゾーン3でハミ出しましたが、KANTA選手も大きく戻ったように見えるミス。2本目の先行では、後半にすこし乱れたのが響いたか、ワンモアタイム1票、KANTA選手に2票で惜しくも敗れました。
 最終的に山中選手が2戦連続となる6位、益山選手が13位、雨谷選手が23位という結果となりました。
 次戦奥伊吹ではさらなる上位を狙いますので、応援よろしくお願いいたします。

山中選手はトップ16で末永選手と対戦。1本目から素晴らしい走りを決めた山中選手は、後迫いの末永選手にミスがあったこともあり、2本目もきっちり寄せて勝利しました。

SUGOは去年のFDJ2で初優勝していますし、好きなコースなので、負傷している肋はまだ痛み止めを飲んでいる状態ですけど、いける感触はありましたね。
 今回もシミュレーターで事前練習して、金土の練習でも本番に向けてセットを詰められたので’、いい流れができていたと思います。
 ただ、予選1本目は予想よりも路面グリップが上がっていて、練習のときよりも少し食わせる方向のセットにしたのが裏目に出て、振り出してからゾーン1に向かうところのラインが小さくなって…65点。
 またやらかした、みたいなかんじになってしまいましたが、2本目までに自由度のあるセットに戻して、攻めすぎず押さえすぎることのない走できて、目標としていたひと桁台での予選通過を達成できました。
 決勝日。トップ32は普段から仲のいい岡部選手との対戦でしたが、1本目に後追いの岡部選手がミッションブローしてリタイヤ。2本目はバイランになったので、単走練習だと思って走ってそれが決まったので、いい流れでトップ16に進出できました。
 トップ16は強豪の末永選手が対戦相手です。ここで勝っても次はKANTA選手、その次は小橋選手と、なかなかハードな山に入ってしまいましたが「全員倒したらランキング的にもおもしろくなるな」と思って、気合入れていきましたね。
 1本目は自分が先行スタートでいい走りができて、後追いの末永選手が最後のほうでミスってくれたのが大きいです。後追いとなる2本目もミスしないように心がけて、それができて勝つことができました。
 KANTA選手とのトップ8は、歳は近いんですが、ドリフト界では先輩なので、胸を借りるつもりで1本目から思い切り行きました。
 ただ、相手がスタイルを少し変えてきていてちょっと嚙み合わなかったんですが、最後にKANTA選手が戻っているように見えたので、勝ちだろうと思ってたらワンモア…。2セット目も攻めましたが、最後にミスって敗退してしまいました。
 自分のミスがなければ勝てていただけに悔しい思いはありますが、上位陣にも通用するという感触は掴めましたし自信もつきました。
 次の奥伊吹ははじめてのコースですが、ランキングも9位なので表彰台を目指して、チャンピオン争いにも食らいついていきたいと思います。


 350Zを直す予定だったんですが、ボディを変えることになったので、今回はGRヤリスでの参戦となりました。
 じつはSUGOってはじめてなんですよね。自分がアメリカに行ったシーズンからカレンダーに組み込まれたんで。でも動画でしか見たことなかったんですけど、実際に走ってみたら意外と岡山国際よりも簡単な印象で、GRヤリスとの愛称も悪くなかったですね。
 練習走行は「こんなもんだね」というレベルには仕上げられて、上位通過はですけど、5~6番手くらいで通過できるかな、とは思っていました。 でも予選本番では練習で出てなかった卜ラブルが出てしまって…。ウォームアップではなんともなかったんですが、そこそこやろうと思って加速したら高回転でブーストがかかったときに吹けなくなって…。踏みかたを変えて加速して、回転数だけ無理やり維持してラインを繋いでったかんじです。
 2本目は、インターバルの1時間では原因がわからなかったので、吹けないなら吹けないなりの乗りかたとセットで「せめて半分よりも上の順位を取ろう」と行ったら…タイヤがなくなってしまいました。
 それでも1本目の得点でなんとか通過はしたので、足回りも幸にしてダメージが思っていたほどではなく、あれこれ変えてもらって、点火系もコイルを交換し決勝日に挑みました。
 トップ32は藤本さんと。知ってるドライバーだったんで、セットでタイヤが食わないようにし
たんだけど、こちらがそれでも速くて合わせるのに苦労しましたけど、なんとかなりました。
 続く小橋選手とのトップ16は、1セットで決められなかったのが敗因ですね。ギリギリの
セットで勝負をかけていって後追いはいいかんじだったんですが、そこで決められなかった。2セット目は相手もセットを変えてきてコーナリングスピードがあきらかに速くなってて、こっちはこれ以上グリップさせちゃうと、ワンテンポ進まないし止まらないという状況でした。
 ただ、GRヤリスでもここまでできるんだなという発見もありましたし、詰めたら勝てないクルマじゃないなとは思いました。
 次の奥伊吹はGRヤリスだとニガテな特性が出てしまいそうなので、350Zを間に合わせてもらって、気持ち切り替えていきたいです。
 残りの3戦で1勝しないとチャンピオン争いには絡めないですし、うまく嚙み合えばぜんぜんいけなくはないので、がんばろうと思います。


 前戦でトラブルの出ていたパワステは、油圧ホース関係を一新して、ドラシャも1500ps対応のアメリカ製に交換してきました。
 事前にテスト走行にも行って、ハンドルが重くなったり引っかかったりすることなく走れるようになったんですが、ニューマシンならではというかなんというか…今回もトラブルに悩まされた1戦となってしまいましたね。
 じつは練習走行から負荷がかかったときに吹けなくなる症状が出てしまって、燃圧もドロップしてパワーがぜんぜん出ていない状態だったんです。
 燃料ポンプの中の配線がダメになっていたのが原因だったんですが、そこにたどり着くのが遅れてしまって、予選1本目をキャンセルせざるを得なかったという状況でした。
 2本目は対策したことで症状は出なくなっていたのですが、今度はきっちりとパワーが出るようになったぶん、それにドライビングを即座に対応させることができなかったですし、もう少し安パイで行けばよかったんですが、いままで予選通過してないってこともあって、攻めすぎてしまい、それでラインが乱れてしまいました。
 去年の奥伊吹は単走優勝してますし、イチバン成績の出てる好きなコースでもあるので、マシンも見直して、予選での組み立ても含めて改善したいと思います。
 ここまでくると不安でしかないですけど、今回のでトラブルが出切ったと気持ちを切り替えて、次戦ではこの悪い流れを変えていきたいですね。


 今回は、ようやくスタートラインに立つことができたな、というかんじです。
 前戦は逆関節症状がひどかったので、SUGOの前にエビス西を借り切ってセッ卜を煮詰めてきました。アームは変えてませんが、車高調を変えたし、バネも変えて、アライメントもあれこれ試して、症状も出なくなりましたし、安心して攻められるセットになったと思います。
 金曜日の練習もトラブルなく走れて不安は解消されたんですが、予選では思っていた以上にタイヤが食ってしまって小さなラインになってしまったのが悔しいですね。
 練習走行日は路面の変化がそれほどなかったので、セットをイジらずに走ったのですが、予選日は曇ってるときと日差しが出てるときで、かなり路面のグリップレベルが変わっていて、それに対応できなかったな、と。練習のほうがいい走りができてて「余裕で上位通過だね」ってかんじだったので、なおさらです。
 トップ32ではルーキーの蕎麦切選手と対戦したんですが、1セット目も2セット目先行でのミスが敗因だと思います。
 1セット目は勝てたと思ったのもあったし、2セット目の前に暑い中で待たされてしまってメンタル的にちょっと平常心、を保てなかったです。
 今回はミスもあったし、反省点も多々ありますし、もうちょっと結果は残したかったところではありますけど、クルマも仕上がってきて、モチベーションも上がってきましたし…。3戦目にしてやっと、というかんじですが、いままでで一番ひどい滑り出しのシーズンなので、奥伊吹につながる結果ではあったかなと思います。